オオヒラタケとカンタケ菌糸の比較

記録

前回の投稿では、菌糸ボトルにオオヒラタケとカンタケを使用した際の

国産オオクワガタの、幼虫のサイズ(重量)の比較を紹介しました(2本目への菌糸ボトル交換時)。

今回は、3本目に菌糸ボトルを交換した際の幼虫のサイズ比較をまとめましたので、ご参考いただければ幸いです。

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幼虫サイズ(重量)の比較(菌糸ボトル3本目への交換時)

結論から言いますと、カンタケ菌糸ボトルの3本目交換時の幼虫サイズ(オス)は

昨年度のオオヒラタケと同等の結果でした。

表 ’23年度の3本目菌糸ボトル(カンタケ)交換までの結果(太字青がオス)

以下が昨年度のオオヒラタケ(3本目交換時まで)の結果となります。

表 昨年(’22年)度の3本目菌糸ボトル(オオヒラタケ)交換までの結果

同等の結果と言いつつ、今年のカンタケの幼虫の懸念点、というか失敗点は

2本目のボトルを24℃よりも高い温度で維持したため

3本目のボトルに交換した際、かなり老化している様子であり(黄色味が強い)

これ以上の成長(増量)はあまり期待できそうにありません(下写真のNo.15がオオヒラタケ、No.6、No.18はカンタケ菌糸ボトルの幼虫)。

これに対して、今年のオオヒラタケの幼虫は、カンタケほど老化していない様子でしたので

それ以降の成長に期待したいと思います。

No.15(10/21交換)
No.6(11/19交換)
No.18(11/19交換)

ちなみに、オオヒラタケの場合、春・秋はきのこが生えやすいことから

昨年は3本目、4本目にカンタケの菌糸ボトルを使用しており

今年も1、2本目をオオヒラタケ、3、4本目にカンタケを使用する予定です。

年間を通してカンタケを使用した場合と何らかの差が生じるのか?

引き続き比較していきたいと思います。

冬温度の環境を昨年から変更しようかと思うので、比較できないかもしれませんが。。

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最後に、今年のオオヒラタケの幼虫の状況を以下に記します。

昨年よりも1本目の管理温度を2、3℃低くしたため

2本目交換時のオスの体重は、昨年の結果よりもかなり小さくなってしまったのですが

2本目のボトルでは管理温度を25~26℃と高めに設定することで

3本目の交換時には10g程度かそれ以上の増量ができました。

表 ’23年度の3本目菌糸ボトル(オオヒラタケ)交換までの結果

なお、オスの交換はカンタケよりも1ヵ月程前(10/21)に実施したため

現状(11月末)は、カンタケの幼虫と同程度まで大きくなっていることを願うばかりです!

オオヒラタケ菌でもカンタケ菌でも、まだまだ適正条件が見つけられてませんが

今後もあれこれ試してオオクワガタのブリーディングを楽しみたいと思います!

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