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’22年度のブリーディングが落ち着きましたので、遅ればせながら今年度の国産オオクワガタ(能勢YG)のブリーディング情報をまとめておこうと、ようやく重い筆をとりました( ._.)φ
ブリード開始からかなり遅くなりましたので、今さら感は否めませんが、今年度のブリーディング状況をご紹介いたします。
’23年度のブリーディング開始!
まず種親についてですが、昨年、DRIP様から譲渡頂いた能勢YGのツガイ1ペアのみの使用となってます。
昨年度の種親が3月まではいましたので大丈夫だろうとタカをくくってましたが、残念ながら4月初めにオスの方は☆に。。。
オスの種親はDRIP様の1頭のみとなり、種のアリナシ確認もやってませんでしたので、ドキドキのペアリングになってしまいました。
結果として、4月中旬から5月はじめにかけて組んだ産卵セットから21個の卵を回収でき、全ての幼虫が無事に孵化(ふか)できました!!
ちなみに、狭い環境(ワインセラー75Lx2台)でのブリーディングのため、幼虫が取れすぎても困ってしまうことから、頭数調整が必要となってしまうのですが、
以下のように細かい材割り(採卵)をすることで調整してます(;・∀・)
沢山ブリーディングできれば良いんですが、ブリーディング部屋を持てないので仕方ないですね。。。
昨年は、材割り以降でかなり雑な処理をしたこともあって(卵も3個つぶしました(-_-;))、
孵化した18頭の幼虫のうち、最終的に5頭も☆になってしまいましたので、
今年は余裕をもって、我が家のキャパよりやや多い21頭でのブリーディングとしてます。
もちろん、雑な扱いについても反省しまして、採卵では卵をつぶさないよう、また採卵以降も丁寧な取り扱いをしたこともあってか(昨年はとにかく雑でした。。)、
今年は一頭も落ちることなく!
卵もつぶさず!!
採卵した全てを1本目の菌糸ボトルに投入できています(*^^)v
上記の表の通り、少ない頭数でのブリーディングではあるものの、あれこれ試したいのはブリーダーとしての性(さが)?
ということで、今年度のちょっとした試みをご紹介します。
試み:その1
菌糸ブロックをボトルに詰めた後、再発菌で表面がきのこ菌の白い皮膜で覆われますが、
この再発菌時に、卵や孵化したての幼虫がきのこ菌に巻かれて☆になることがあります。
発菌が落ち着いた後に卵や幼虫を投入すれば、菌に巻かれることはないのではないか?ということと、
幼虫はきのこの白い皮膜も食べる(エサになる)、という想定から、
今年は菌糸プリンカップの表面にへこみ部を作っておき、きのこ菌が再発菌した(白い皮膜で覆われた)状態となってから、
孵化したての幼虫を投入してみました(上記表中No.7~No.21)。
結果は、上述した通り一頭も☆になることなく、800ccの菌糸ボトルに投入できています。
試み:その2
今年の2月末から、ツイッターとブログを開始しましたが、
ツイッター上で40g以上の幼虫がバンバン報告されていることに衝撃を受けるとともに、
皆さんカンタケ菌を使用されており、低温飼育が奏功しているものと推測。
とは言え、一昨年は低温飼育で失敗したこともあり、今年は少ない頭数をさらに半分に分け、カンタケ菌による低温飼育と、オオヒラタケ菌による飼育を試みています(上述の表のとおりです)。
結果が出るのは一年後と非常に長い道のりですが、オオクワ飼育ではこの長い待ち時間を妄想しながら楽しむしかありません!
90mmを超える個体の作出のため、今後もあれこれ試し、良い結果も悪い結果もご紹介できればと思いますので、引き続きよろしくお願い致します<(_ _)>
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